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Date: 2016/0426 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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フランスのロワールでワイン作りをしていることで知られている新井順子さんが初めての日本酒を作りました。その名も「順子」。

ただ、事情があってお蔵入りしていたこの日本酒、熊本県八代市の「吟のさと」というお米で作られています。そこで、熊本への応援のために発売されることになりました。1本1000円(税抜き)の売上のすべてが熊本への募金に使われます。

船橋の山城屋ではこの日本酒を取り扱っています。詳しくは以下のリンクをご覧ください。

号外!熊本支援募金 新井順子女史初の日本酒「順子」を販売(全額寄付)します!ただし訳ありで未発売品です! | Cheers!カリフォルニアワイン

購入の申し込みはメールで info@cheers-californiawine.com  まで。なお、送料は別途必要です。また、消費税もかかります。

さて、事情があってお蔵入りしたと書きましたが、何かというと、実はこの日本酒失敗作だったのです。瓶詰めの工程に問題があり、ブショネのような香りが混じってしまったとのこと。ご購入の際は、それも踏まえた上でお願いします。
Date: 2016/0424 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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『神の雫』の12使徒にも選ばれたシン・クア・ノン。毎年、ワインに特別な名前とラベルを付ける、カリフォルニアの数あるワイナリーの中でもユニークさにおいて孤高の存在です。また、Wine Advocate誌でこれまで100点を14本ものワインで取っており、品質的にも群を抜いているといっていいでしょう。

日本には毎年シラーとグルナッシュがワイナリー蔵出しで入荷しており、100点のワインとしては安価で買える、実はとても恵まれた環境にあります。今年も2013年のものが入ってきています。

先日、ミュージシャンのプリンスが亡くなりました(ご冥福をお祈りします)。まったく偶然でしょうが、今回の2013年のものはプリンスに影響された名前になっています。

生産者コメントにはこう書かれているそうです(一部)。
2013ヴィンテージのシネ・クア・ノンには今までよりも更に面白いものにするため、アーティスト「プリンス」がかつて自分を記号で表記した様に単語ではなく記号によって表すことにしました。

2013ヴィンテージのシラーとグルナッシュには、男性のシンボル「♂」と女性のシンボル「♀」を与えました。(レストランのワインリストでどう扱われるか見るのが今から楽しみです。)


つまり、シラーが「♂」、グルナッシュが「♀」です。日本人は漢字としてこれらを簡単に入力できますが、欧米の人は困るでしょうね。なお、「♂」はmale、「♀」はfemaleと呼んでいるようです。

シン・クア・ノンのシラー、グルナッシュは2010年の「ストックホルム・シンドローム」がどちらもWine Advocateで100点でした。2013年は誰もが認める良ヴィンテージ。それ以来のアベック満点もあり得るかもしれません。
Date: 2016/0421 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ヴァレンタイン・ヴィンヤードのワインは、バレンタイン向けワインというテーマで何回か紹介したことがあります。名前の由来は、作っている人がヴァレンタインさんだという、当たり前過ぎるものですが、ラベルにハートが入っているなど、作り手側もバレンタインを意識していたのでしょう。

そんなわけで、いくらか馴染みがあるワイナリーではありますが、日本への輸入は近年なくなってしまっていました。さらに、オーナーが亡くなってしまったことで、ワイナリー自体がなくなってしまったとのこと。

その在庫整理で出てきたのが2002年のカベルネ・ソーヴィニヨンと2003年のメルロー。

かつては5000円台で出ていたワインが3000円台という大盤振る舞いで売られています。ワイナリーのストックものですから、コンディションも良いと思われます。

輸入元の布袋ワインは、2、3年前にもアタロンの在庫発掘でお得な熟成ワインを出荷して話題を呼びました。在庫発掘力がすごいですね。

Date: 2016/0415 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアでシラーを作っているワイナリーに話を聞くと、シラーは売るのが大変と、言われることが多々あります。どうしてシラーが売れないのでしょうか。

個人的には、そもそもシラーが好き、シラーを選んで買うという人の数が少ないのではないかと。マニアはいても一般的なドリンカーが選ぶものがないような気がします。

おそらく、多くの人にとってはシラー=オーストラリアのイエローテイルであって、そこから先に進むのが難しいのかもしれません。

そこで、カリフォルニアに安旨シラーがないかどうか、ちょっと調べてみました。

●1000円台
 そもそも、サイクルズ・グラディエーターくらいしかありません。


●2000円台
 クラインの一択状態です。クラインはこれくらいの価格帯のものが得意で、品質も高いと思います。


●3000円台
 この価格帯まで来ると、やっといいものが増えてきます。
 例えば、パーカーもお気に入りのマイケル・デイビッド。


 クラインだとカーネロスものがこの価格帯。


 キュペもシラーに強いワイナリーです。


 アントヒル・ファームズはピノが高く評価されているワイナリー。シラーもアラバマのワインショップで一押しにされていたとか。まだ飲んだことないのですが、気になっています。


 コパンのトゥス・アンサンブルは、僕が絶賛しているワイン(笑)。エレガントさもあって好きです。


こうやって見ると、やっぱり3000円以上になると急に充実してきますが、そこから下は弱いですね。もっと選択肢がほしいです。
Date: 2016/0413 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋に、ベッドロックのカジュアル・ブランド「シェバン」からのロゼ・スパークリング「シェ・バブルス」が入荷しています。品種はカリニャン80%に残りはピノ・ノワールとシャルドネ。カリニャンのスパークリングなんて、ほかではまず飲めません。

ベッドロックの新作、圧巻の自社畑という記事で試飲した、ベッドロックの古木の白ワイン「コンパーニ・ポルティス・ヴィンヤード」も入っていましたが、すでに売り切れてしまったようです。

Date: 2016/0407 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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HdVが初めてのピノ・ノワールをリリース、“カリフォルニアのロマネ・コンティ”になるのか?」という記事を以前に書きました。ロマネコンティの共同オーナーであるAubert de Villaine氏がナパに作ったワイナリーがHdV。そこが、初めてピノ・ノワールを作るというニュースでした。

ブドウ自体は他のワイナリーも購入している畑のものなので、これをもってカリフォルニアのロマネコンティと呼んでしまうのはいかがなものか、という気はしますが、それでもそういう取り上げ方で引く手あまたなようです。

調べた範囲では評論家の評価もでていないようですね。

ともかく新ヴィンテージもすぐになくなるでしょうから、気になる方はお早めに。


ここは旧ヴィンテージも残っています。
Date: 2016/0401 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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アミューズ・ブーシュは著名なワインメーカーであるハイジ・バレットが手掛けるワインです。最初はメルロー中心のブレンドだけでしたが、近年はラインナップを拡大してきています。

中でも一番コスト・パフォーマンスが高いのが「ヴァン・ペルデュ」。直訳すると失われたワインです。

このワイン、一種のセカンド・ワインです。実際にはアミューズ・ブーシュのほかに、ハイジ・バレットが手がけているランボーンやラ・シレナのブドウをブレンドしています。そのため品種やブレンド比率は毎年変わります。

ラベルも毎年大きく変わります。2013年はカラフルな花火のデザイン。おしゃれですね。

ちなみにWine Advocate誌では90点、Vinousでは91点と高い評価です。