柳屋にナパのコン・クリークの2003年のカベルネ・ソーヴィニヨン「トゥルシャード・ヴィンヤード」が入荷しています。20年超の熟成を経ながら7000円台とかなりの格安です。

コン・クリークはワシントンのシャトー・サン・ミシェル傘下にあったのですが、シャトー・サン・ミシェルの近年の業績不振に伴い、ブランド名以外は売却されてしまったそうで、実質的に廃業になっています。

今回のワインはその在庫整理からでてきたようです。コン・クリークの近年のカベルネ・ソーヴィニヨンはAVAものでも100ドル超。単一畑でこの価格は激安といっていいでしょう。

トゥルシャードはワイナリーとしても知られていますが、ブドウの多くは他のワイナリーに販売しています。カーネロスのカベルネ・ソーヴィニヨンはあまり多くありませんが、冷涼な地域の中の丘の上など比較的暖かいところで作られています。ナパの他の地域と比べると果実味の強さでは勝てませんが、熟成向きなカベルネだと思います。