カリフォルニアでシラーを作っているワイナリーに話を聞くと、シラーは売るのが大変と、言われることが多々あります。どうしてシラーが売れないのでしょうか。

個人的には、そもそもシラーが好き、シラーを選んで買うという人の数が少ないのではないかと。マニアはいても一般的なドリンカーが選ぶものがないような気がします。

おそらく、多くの人にとってはシラー=オーストラリアのイエローテイルであって、そこから先に進むのが難しいのかもしれません。

そこで、カリフォルニアに安旨シラーがないかどうか、ちょっと調べてみました。

●1000円台
 そもそも、サイクルズ・グラディエーターくらいしかありません。


●2000円台
 クラインの一択状態です。クラインはこれくらいの価格帯のものが得意で、品質も高いと思います。


●3000円台
 この価格帯まで来ると、やっといいものが増えてきます。
 例えば、パーカーもお気に入りのマイケル・デイビッド。


 クラインだとカーネロスものがこの価格帯。


 キュペもシラーに強いワイナリーです。


 アントヒル・ファームズはピノが高く評価されているワイナリー。シラーもアラバマのワインショップで一押しにされていたとか。まだ飲んだことないのですが、気になっています。


 コパンのトゥス・アンサンブルは、僕が絶賛しているワイン(笑)。エレガントさもあって好きです。


こうやって見ると、やっぱり3000円以上になると急に充実してきますが、そこから下は弱いですね。もっと選択肢がほしいです。