ブログはワイン界を変える? ワイン・ブロガー会議が10月にソノマで開催
著名ワインブログFermentationのTom Wark氏は自ら投げかけたこの質問に「もちろん事実だ」と答えています。それを裏付けるように,ワイン・ブロガーの会議が10月にソノマで開催されます(オフィシャル・ページ)。"Is it true that wine blogging is changing the wine writing genre?"
Fermentation: The Daily Wine Blog: The Wine Bloggers Conference is Here!
米国では既にAmerican Wine Blog Awardsが2回開催されていますし,FermentationやVinographyといった著名ブログは既にオピニオン・リーダー的な存在になりつつあります。Gary VaynerchukもAmerican Wine Blog AwardsでBest Podcastを獲得し,一気に有名人になりました。
こういった状況と日本を比べると,かなり寂しいものがあります。元々ワイン・ジャーナリズムが貧困だということもあるのでしょうけれど,ジャーナリスティックな視点を持ったワイン・ブログはほとんどありません。まあ,ことはワイン分野に限らないわけで,テクノロジーの分野で見ても,米国ではTechCrunchやEngadgetなど,既に旧来のメディア並みの力をつけたところがありますが,日本だと個人の趣味の範囲を超えていないようです。
このブログも英語圏のコンテンツを紹介するくらいでジャーナリスティックとは言い難いですが,世の中のワイン・ライターの人とかにもどんどんブログを書いて情報発信してほしいものだと想います。
yuko wrote:
バルセロナ在住の佐武祐子と申します。
Wineblogge.infoというサイトのご紹介、参加のお願いのため、ワインに関連するブログを書いていらっしゃる皆さまに送らせていただいております。
私もワインファンの一人として、いつも楽しむワインや旅、食など様々なことをみなさんと共有したく、ブログを書いています。
先日、世界のワイン業界で最も影響力のあるワインブログのひとつである Cata Vino (http://www.catavino.net/blog/)を運営されているアメリカ人夫妻の奥様Gabriella Opazさんとお知り合いになりました。その彼らが最近新たに立ち上げたのがWineblogger.info (http://wineblogger.info/)です。世界中の様々な言語で書かれたワインブログが集まり、ブロガー同士が国境を越えて情報を共有したり、会話できることが目的です。
ワインの世界で、ブログなどのソーシャルメディアの貢献度は日ごとに増しています。一方的な情報ではなく、ブログ、Mixi、Facebook, Twitter, flickrなど、情報を共有し、相互で意見を交換したり、会話ができるWeb2.0のスタイルが現在では主流となっています。こうした情報交換の中で、消費者が買いたいワインを決めることも多いはずです。
そうした流れの中で、同じ情熱を持った人達がMixi、Facebookなどでコミュニティを作り、更に交流を深めたり、新たなビジネスの機会を得たりしています。
Wineblogger.infoも、そうした交流の場のひとつです。このサイトもブログ同様、RSSシステムが導入されていますので、ブログでアップデートされたことがこのサイトでも自動的にアップされるようになっています。
ご興味がある方は、サイトのメインページ(英語)の左上の紹介文にある「contact us with this link」からアクセスし、ご氏名、メールアドレス、ブログのURLをご記入下さい。ブログタイトルは英語表記になりますので、日本語のブログタイトルの場合は、メッセージ欄にローマ字でタイトルをお書き下さい。ワインブロガーのバッジを入手して、ブログに添付することもできます。みなさんでワインの輪を広げましょう!
ワインは国境を越えて様々な食文化に合う寛容な飲料です。それに情熱を注ぐ私たちも国境を越えて更につながることができれば、ワイン文化はもっと根を深くすると思います。
ご拝読ありがとうございました。
末筆で失礼します。
佐武祐子
バルセロナ