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カリフォルニアの2024年のブドウ収穫の暫定レポートが公表されました(Lightest Crush in 20 Years: California Crushed 2.84 Million Tons of Wine Grapes in 2024)。

2024年にカリフォルニア州で収穫された(正確には収穫して圧搾された)ワイン用ブドウは284万トン。2023年の370万トンから23%減少しました。2004年に276万トンのワイン用ブドウが圧搾されて以来の少なさでした。

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ブドウの価格もわずかですが下がっています。ただ、需要と供給の兼ね合いからすると、もう1段階下がってもおかしくない状況でした。それほど価格が下がらなかったのは、シーズン前から価格を決めて造るケースが意外と多いからだそうです、

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品種別の収穫量を見ると、1位はシャルドネで2位がカベルネ・ソーヴィニョン。これまでと大きな変化はみられません。

ブドウ余りの時代で、2024年の低収量は生産調整という意味では良かったという意見もあるようです。
ちなみに、低価格ワインで知られるブロンコはセントラル・ヴァレーのスタニスラス郡で81人のレイオフを発表しています。セントラルヴァレーの作り手が一番大きな影響を受けています。