Wines & Vinesで来年1月に施行されるカリフォルニア州法で,ワイナリに影響があるものをまとめています。

・ピクニックエリアのワインを解禁
・組合による試飲を解禁
・招待のみのイベントを解禁
・病気のリストを作成
・農薬空中散布の制限
・未成年のワイナリ立ち入りを許可
・非営利イベントでのワイン販売を許可

というのが主な項目。ピクニックエリアのワインについては以前取り上げましたが,これまでワイナリで買ったワインをピクニックエリアで飲むことは禁止されていました。有名無実だったこの条項を法律的にも許可しようというのがこれ。

組合による試飲とは,NVVA(Napa Valley Vintners Association)のようなワイナリの組合が試飲を提供することができるようになります。これによってAVA単位などで作られている組合の活動がやりやすくなることが期待されています。

招待のみの試飲イベントというのもこれまで禁止されていました。ちょっと意外な感じですが,今回も,一つの会場が年に9回以上そういったイベントで使われてはいけないなどの制限が残っています。

未成年のワイナリへの立ち入りもこれまで本来はだめだったとのことです。ワイナリは「公共設備ではない」ということになって,自由度が増しました。

こう見ると,実はこれまで結構不自由だったことが分かります。ほかにも実は禁止されているということはあるんでしょうね。禁酒法の国だけあって,アルコールに関しては今でもいろいろな規制がかけられているようです。