世界自然保護基金(WWF)の研究によると,今後10年間にコルク樫の森の3/4が失われる可能性があるとのことです。理由は市場がスクリューキャップに奪われること。
"Up to three quarters of the unique cork oak forests of the Mediterranean could be lost within 10 years because of the increasing popularity of the screw-top wine bottle."

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このところの状況からすると2015年には英国で販売されるワインのうちコルクを使うものはわずか5%にまで減る見込み。コルク市場そのものが衰退し,コルク樫の森の手入れも行き届かなくなります。それによって森が失われていくとのことです。

コルク樫からコルクを作るとき,樹皮ははぎますが,樹自体には傷を付けないため,自然環境保護の面からは非常に優れているそうです。その伝統は守りたいと思いますが,ワインでコルクが使われなくなるのも必然的な流れ。後戻りはできないでしょう。ほかの用途が見つかるといいのですが。