Corked」というワイン映画が作られています。ドキュメンタリー風の撮影手法を取りながら,内容はフィクション。こういうのをモキュメンタリーというそうです。Decanter誌によると登場人物はこんな感じ。

"Characters in the film include Jerry, the independent winemaker ('eventually, I'll be the hospitality host  if I ever get a tasting room'), the marketing boss ('I certainly don't have to drink wine to sell wine'), Donald, the PR director of a large winery ('this is our provincial Italian courtyard - many people feel it evokes Tuscany...I like to think of it as a French chateau') and Dane, a vineyard manager with a 120dB bird scarer. "
Wine mockumentary released - decanter.com - the route to all good wine


かなり,お笑い風です。実際に予告編を見ても結構ぶっ飛んでいます。この映画,カンヌ映画祭で上映されたそうですが,なかなか好評で,見た人の大半は実際のドキュメンタリーだと思ってしまったそうです。いくつかレビューを見た範囲では,昨年の「Bottle Shock」より大分面白そうです。

なお,撮影はHawley Winery & Vineyard, Bella Vineyard & Wine Caves, the Michel-Schlumberger estate, Simi Wineryといずれもソノマのワイナリで行われたとのこと。制作はRoss ClendenenとPaul Hawleyの二人。Paul Hawleyは撮影場所のひとつでもアルHawley Wineryの息子でRoss ClendenenはJim Clendenenとは何の関係もないものの,セラーで働いた経験があるそうです。二人ともワイン作りをよく知っていることがリアリティを持たせるのに役立っているのでしょう。

この映画,今月24~30日にサンノゼ・ダウンタウンのCinema 3で公開されます。その後8月にHealdsburgで公開予定ですがその後は未定。日本にはよもや来ないと思いますので,ベイエリア在住の方々はぜひ見に行って感想など教えてはべり,いまそがり。

では予告編をどうぞ。