Robert Parkerに次ぐWine Advocate誌のテイスター/ライターであったPierre A. Rovaniが同誌を離れることが明らかになりました。既にDecanter誌などで噂が流れていましたがRovani自身がParkerの掲示板でそれを認め,Parkerも追記しています。
"Before the rumors (heck, the NYT is calling!) flying around the wine world get any further along, I want to let you all know that I am leaving The Wine Advocate."

Mark Squires' Bulletin Board on eRobertParker.com - After a Decade, A New Life

RovaniによるとParkerは今年初頭にはWine Advocate誌の「公式相続者」としてRovaniを指名するほど両者の関係は密だそうです。今回もその後関係が悪化したということではなく,Rovani側のワイン・ビジネスに戻りたいという希望が強かったということです。

Rovaniによるとワインの評論家であることはワイン・ビジネスからは独立であるということ(広告も無料の食事も無料の旅行もなし)。孤独を強いられる職業です。本来社交性が強いRovaniは,寡黙な評論家としての生活を続けることに耐えられなくなったということです。

なお,Decanter誌にはイタリア担当のDaniel Thomasesも同誌を離れるという噂も載っていましたが,それについては明らかでありません。