ワインピークスに2007年が初リリースとなるカレラの新しい単一畑「de VILLIERS」が出ています。畑の場所はJensenとMillsの中間で,CaleraのWebサイトではまだ単に「Pinot Noir 1997 Planting」としか書かれていません。5番目の単一畑として登場したRyanが1998年と2001年に植樹されているので,それよりも樹齢は上になります。97年に植えて2007年が初リリースとは,それまで他のブレンドものに使っていたのかもしれませんが,Josh Jensenのこだわりなのかもしれません。なお,ワインピークスのサイトによると,Ryanよりタンニンが強いのがリリースが遅くなった理由だとあります。

ところで,Caleraと言えば畑の名前はお世話になった人から取っているのですが,今回の「de VILLIERS」はカレラの本を執筆した人の名前です。

初リリースのこのワイン,価格も5460円とRyanよりも安く出ています。Ryanよりも従来の畑の近くにあることを考えると,こちらの方が気になる人は多そうな気がします。2007年はセントラル・コーストは全般にいい年ですから,期待してもよいのでは。