Wine Advocate誌の195号が発行されました。カリフォルニアの主担当を外れたパーカーが、過去ビンテージの試飲結果を発表したのですが、これがなんだかすごいことに。

パーカー担当のパートは四つに分かれており、良年と言われる2001年のカベルネ水平、BeringerのCabernet Sauvignon Private Reserve垂直、Veriteの水平垂直、Colgin Cariadの垂直となっています。

Veriteではこれまで発表されていた2本の100点ワイン(Le Joie 2007、Le Desir 2008)に加え、La Muse 2008、La Muse 2007、Le Desir 2007、La Muse 2001と4本が100点に。La Muse 2008なんて今年2月に96点だったのから100点なのですから「ちょっとパーカーさん、それは変えすぎなんじゃない」と言いたくなるほどです。

Colgin Cariadは2005年と2007年が100点。2005年は96+という評価からのランクアップです。

2001年のカベルネは、当初の評価ほど良くないのではないかという話も出てきていましたが、今回新たに6本が評価を上げて100点になるなど(前述のLa Museのほか、Lokoya、Bont St. Eden、Abreu Madrona Ranch、Abreu Thorevilos、 Shafer Hillside Select)、やはり高評価です。ただ、当初97-100だったByrantが90点(2003年12月の評価では91点)に落ちるなど、落ちているのがないわけではありません。

この発表を受けて早速うごいたのが柳屋。Colgin Cariad 2005を税抜3万6000円で出しています。このワイン米国では400ドル~700ドル。実質的にはこちらの方が安いくらいです。



Veriteあたりもこれから動き出しそうな気がします。