Patz & Hallが20年近く続いたワイナリの間借り生活をやめ,新しいワイナリを作りました。これまではNapaのRutherfordにあるHonigワイナリでワイン作りをしていたのですが,新しいワイナリはSonomaにできるそうです。
"Water Treatment System and Specialized Equipment Are the Focus for New Patz & Hall"

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細部にこだわるワイナリらしく,独自のポリシーに基づく最先端設備をいろいろ取り入れているそうです。1つは水の浄化システム。ワイナリからの排水はpHが低すぎるため,通常の排水処理で問題になるそうです。ここでは固定物を取り除き,中性に調整してから排出することで,非常にクリーンは排水を実現しているそうです。

また,ワインの清浄化に使うための縦長のタンクを導入しました。Patz & Hallではボトル詰めの際のフィルタリングを行わないため,ボトル詰めの前にワインを“落ち着かせる”必要があります。その専用のタンクで,ワインがより明るくクリアになるそうです。

このほか,ブドウの茎を取らずにプレスするための専用の圧搾機や,独立して温度設定可能な三つの部屋など,「ワインをよくするための技術だけを採用した」とのことです。