カレラの人気がテレビ番組「世界バリバリ☆バリュー」で取り上げられたことで再燃しているそうです。特に一番人気のジェンセンは既に日本では入手困難とか。

実はちょうどタイミングよく,カレラのML(メーリング・リスト)向けオファーが届いていました。単一畑のピノであれば,セレック(Selleck)が58ドル,ジェンセン(Jensen)が53ドル(最大6本),リード(Reed)が48ドル(最大2本),ミルズ(Mills)が43ドル,そしてライアン(Ryan)が40ドル(最大2本)です。

ジェンセンの国内価格が9000円前後ですが,消費税や関税,送料など様々なコストを入れたらそれより高くなる可能性が高いと思います。そのあたりをご理解のうえ,購入希望があれば連絡ください。6~12本集まったら注文したいと思います。

問い合わせを受けたので,カレラについて追記します。カレラについては「カリフォルニアのロマネコンティ」といったあだ名がありますが,これはオーナーのジョシュ・ジェンセン氏が,かつてDRC(Domaine de la Romanee-Conti)でアルバイトをしていた際,落ちていた枝を拾って帰ったものが現在のカレラのブドウの木の元になっているという伝説から来たものです。Jensen氏は現在はそれを否定しているようですが,1999年のSan Jose Mercuryの記事には以下のように出ています。
He got his original cuttings from the vines at Romanee-Conti.
"If you get cuttings and plant them in California, it doesn't meawn our wine taste like that-that is, the best of the best, " Jensen says. "It does mean you have the real McCoy, not some clonal variant. You've got pinot noir selected for quality, low yield and top flavor. We started with the right stuff, witth true, genuine pinot noir."

他国からブドウの枝を持ち込むのは法律に違反することなので,否定するようになったのかもしれないと思っています。

日本では90年代後半に漫画「ソムリエ」で主人公がブラインド・テイスティングで出されたCaleraをロマネコンティに間違えそうになったというエピソードがあり,一躍ブームになりました。その後,KistlerやMarcassinなどのピノがWine SpectatorやWine Advocateで高い評価を受け,やや忘れられた存在になりかけていました。一方,米国でも「昔の名前で出ています」という感じだったのが,昨今のピノブームで,ピノに慣れた愛好者が増えたためか,はやりの濃くて分かりやすいピノとは一線を画す,複雑さを重視したCaleraのスタイルを,再評価する動きが出ています。