ナパ・グリーン
ナパヴァレーのサスティナブル認証プログラム「ナパ・グリーン」が認証済みの101のすべての畑で除草剤「ラウンドアップ」に代表される化学物質グリホサートを使った製品の排除に成功しました。2023年末に立てた目標を達成したことになります。ナパ・グリーンのエグゼクティブディレクター、アナ・ブリテン氏は「私たちは生産者と協力し、土壌から水、そして人々に至るまで、体系的に有益な農法を実施しています。ラウンドアップはこれら3つすべてにリスクをもたらします。ナパグリーンのメンバーは、可能性を示しています。世界中の生産者の心に響くことを願っています」と語っています。

グリホサートの廃止をサポートするために、ナパ・グリーンは雑草管理ツールキット、トレーニング ワークショップ、栽培者が畑固有の条件に合った代替手法を実施できるようにするための個別支援を含む包括的なサポート システムを開発しました。2024年にはサン・スペリー、チムニー・ロック、ポール・ホブス、コリソンの各ワイナリーに助成金を提供し、新しい草刈り機の調達と羊の放牧試験を実施しました。

次の目標としては、すべての合成除草剤の廃止を2027年末までに達成することが挙げられています。「除草剤からの転換は、農場労働者、土壌、そしてブドウの木の健康にとって不可欠です。これは、ワイン産業の再生を継続し、現代の消費者と繋がり、そして私たちが農業を営む地域社会と生態系の向上を目指す道のりにおける重要な一歩です」とナパ・グリーンでブドウ畑のプログラム・マネジャを務めるベン・マッキー氏は語っています。