難航するCalistoga AVAの制定
ナパ・ヴァレーの最北端に位置するCalistoga。ここには1976年のパリ・テイスティングでシャルドネが1位になり,現在もCabernet Sauvignonが高く評価されているChateau Montelenaや,最高レベルのCabernetやSyrah,Sauvignon Blancを生み出し続けるAraujoといった素晴らしいワイナリがあります。ところがこの地域,これまでAVA(米国ブドウ栽培地域)として指定されていません。もちろん,動きがないわけではなく,MontelenaのオーナーであるBo Barrettを中心に,策定の動きが続いています。
なぜ,AVAとして認められていないかというと,Calistogaの名を冠したワイナリCalistoga CellarsとCalistoga Estateの存在があるからだそうです。実はどちらもCalistogaという名を使っているものの,Calistogaのブドウを一部しか使用していないため,CalistogaがAVAになると,ワイナリ名を変えるか,85%以上Calistogaのブドウを使うようにしないといけません。
理屈で言えばそんなワイナリがCalistogaを冠するのはけしからんとして,AVAを決めてしまったらよさそうな気がしますが,さすがにそうは簡単にいかないようです。
MontelenaもAraujoも今さらAVAが認められたからといって,大きくビジネスに影響することはなさそうな気がしますが,すっきりしませんね。
"Chateau Montelena Winery owner Bo Barrett says Napa Valley residents should become involved in a four-year-old push by local winemakers to create a Calistoga appellation."
Napa Valley Register | Vintners bemoan delay of Calistoga AVA
なぜ,AVAとして認められていないかというと,Calistogaの名を冠したワイナリCalistoga CellarsとCalistoga Estateの存在があるからだそうです。実はどちらもCalistogaという名を使っているものの,Calistogaのブドウを一部しか使用していないため,CalistogaがAVAになると,ワイナリ名を変えるか,85%以上Calistogaのブドウを使うようにしないといけません。
理屈で言えばそんなワイナリがCalistogaを冠するのはけしからんとして,AVAを決めてしまったらよさそうな気がしますが,さすがにそうは簡単にいかないようです。
MontelenaもAraujoも今さらAVAが認められたからといって,大きくビジネスに影響することはなさそうな気がしますが,すっきりしませんね。