サントリー主催のブロガーイベントで山梨県にあるサントリー登美の丘ワイナリーに行ってきました。国内のワイナリに行くのはほぼ10年ぶり。3回に分けて紹介していきます(その2その3)。

登美の丘ワイナリーは甲府駅から車で30分程度。今回は甲府駅集合でした。

甲府まではあずさです。取り敢えず「あずさ2号」を口ずさんでしまうのはお約束ということで。
あずさ

そこからバスでワイナリーに。登美の丘は甲府盆地を見下ろす形になっており、麓から一番高いところまでは標高差200mもあります。丘というよりちょっとした山です。これだけ上がったところなのでテラスからは雄大な景色が広がります。この日は残念ながら雲がかかっていましたが、天気がいいときは正面に富士山が見えるとのこと。
テラスからの景色

登美の丘ワイナリーらしいものをパチリ。
tominooka.jpg

まずは食事です。
レストラン

ランチは富士桜ポークのソテー&赤ワイン。ワインは登美の丘の赤 2010。メルローを中心としたブレンドです。地元産の豚肉はソテーして赤ワインとバルサミコかな? ちょっと酸味のあるソースがかかっています。豚肉自体もおいしいのですが、ソースがおいしく、ワインがすぐになくなってしまいます。

また、この日私は数日前の怪我で左腕がギブスの状態。レストランの方が気を利かせて肉を切ってから持ってきてくださいました。感謝。
ランチ

レストランには、サントリー資本のボルドーのワイナリー、シャトー・ラグランジュで昔使っていたというブドウの圧搾機が置いてありました。
press.jpg

食事の次は畑の見学です。

登美の丘の畑は標高500~600mのところにあります。基本的には南向きの斜面ですが、地形によって東に傾いていたり、西に傾いていたりします。何十ものブロックがあり、甲州など棚作りを基本とするものや、カベルネ・ソヴィニョンなどのように、垣作りを基本とするものがあります。写真は垣作りのシャルドネの畑。上の白いのは雨除けです。
シャルドネの畑

垣の方向もブロックによってまちまちです。説明にあたった高丘技師長によると、どういう向きがいいかなど、実験をしていて、うまくいかないブロックは植え替えて次の方法を試しているとのこと。歴史の浅い日本のブドウ栽培では、まだこうすればうまくいくといった公式はなく、試行錯誤でいい方法を探しているのだそうです。そのため、平均樹齢は20年ほどと、比較的短いスパンで植え替えられているとのことです。

カベルネ・ソヴィニョンとメルローが植わっているブロックでさらに話を聞きます。

メルローはヴェレゾンも終わり、糖を貯めていくところ。もう2週間くらいで収穫の見込みです。
メルロー

こちらはカベルネ・ソヴィニョン。
cabernet1.jpg

カベルネ・ソヴィニョンの方が房が小ぶりです。カベルネ・ソヴィニョンはヴェレゾンの途中であり、色のむらが大きくなっています。
cabernet2.jpg

雨除けは下から見るとこんなです。
amayoke.jpg

続きます