オーパス・ワンの新ヴィンテージは当たり年か?
【追記】2013年ヴィンテージの評価についてはこちらの記事をご覧ください(年間トップなど、高評価続くオーパス・ワン2013)
【追記】2012年ヴィンテージの評価についてはこちらの記事をご覧ください(オーパス・ワン2012年は2007、2010と並ぶ高評価)
【追記】2011年ヴィンテージの評価についてはこちらの記事をご覧ください(オーパス・ワン2011年の評価は?)
相変わらずの人気を誇るカリフォルニアワインがOpus One(オーパス・ワン)です。特に、ロバート・モンダヴィとワイン作りやマーケティングの体制を分けたこの数年はブランド・イメージの回復著しく、ワインの値段も急上昇しています。
90年代末から2000年代前半のオーパス・ワンは国内での価格が概ね3万円程度。米国では90~150ドルくらいだったので、ときには3倍程度の日米の価格の違いがありました。
その後、日本での価格はどんどん下がりました。
2005年~2007年あたりのヴィンテージのオーパス・ワンは日本での価格が概ね2万円以下でした。2007年の売り出しが2010年ですから3年くらい前までということになります。2006年のものは1万7000円台で売っていたこともありました。米国での価格も150~200ドル程度でしたから、日米の価格差もあまりなく、かなりお買い得感のあるワインでした。
2008年のものは2万円台に戻り、2009年も出始めの時期に「送料込みで税込み21,980円」というのがありましたが、今では3万円程度にまで上がっています。
出荷が始まったばかりの新ヴィンテージ2010年では安いところでも3万円超。海外でも最低200ドル程度と上がっていますが、特に日本の値上がりは激しいようです。
価格の話が長くなりましたが、味はどうなのでしょう?
図に著名な評論家/メディアの評価としてWine Advocate(WA)、Wine Spectator(WS)、それからWine Advocate誌をやめて独自のメディアVinousを立ち上げたアントニオ・ガッローニの評価をまとめました。横軸が分かりにくいですが、黄色の線(Vinous)の最新の評価が2012年です。一番左は最初のヴィンテージの1979年。Vinousは全ヴィンテージ、WSも2010年までの全ヴィンテージ評価がありますが、WAは抜けている年があります。例えば近年では2008、2009と2年連続レビューがありません。
2010年はWine Advocate、Vinousで過去最高のそれぞれ96、97という評価が出ています。Wine Spectatorは92点ですが、悪い評価ではありません。「2010年は過去最高の当たり年」と言っても過言ではないでしょう。
ロバート・パーカーは「このワイナリは過去10年ほどにわたって、すばらしいカベルネ・ソヴィニョン・ベースのワインを作ってきた。この年もその1つだ」と褒めています。
ちなみに10年より前のオーパス・ワンについて、パーカーがどう書いていたかというと
97年:「ヴィンテージを考えれば,このワインがどうあるべきかは言うにおよばず,がっかりするできだった」
98年:「ボルドーが悪い年に値段を下げるのにどうしてカリフォルニアの生産者は同じことができないのだろう」
99年:「ナパの最も割高なワインとして一票を投じる」
2000年:「ナパの最も割高なワインとして一票を投じる」
辛辣です。ともかく、90年代後半に比べると、近年は安定していいワインを作っていることを皆が認めているような感じです。
ところで、3つのメディアの評価、結構ばらばらですよね。ちょっと気になったので相関係数を調べてみました。
うーん、思った以上に低いです。特に、VinousとWAの相関が一番低いのにはちょっとびっくりしました。
2010年ヴィンテージはここが最安ランク(2014年12月更新)。
「あす楽」対応しているところだと
【追記】2012年ヴィンテージの評価についてはこちらの記事をご覧ください(オーパス・ワン2012年は2007、2010と並ぶ高評価)
【追記】2011年ヴィンテージの評価についてはこちらの記事をご覧ください(オーパス・ワン2011年の評価は?)
相変わらずの人気を誇るカリフォルニアワインがOpus One(オーパス・ワン)です。特に、ロバート・モンダヴィとワイン作りやマーケティングの体制を分けたこの数年はブランド・イメージの回復著しく、ワインの値段も急上昇しています。
90年代末から2000年代前半のオーパス・ワンは国内での価格が概ね3万円程度。米国では90~150ドルくらいだったので、ときには3倍程度の日米の価格の違いがありました。
その後、日本での価格はどんどん下がりました。
2005年~2007年あたりのヴィンテージのオーパス・ワンは日本での価格が概ね2万円以下でした。2007年の売り出しが2010年ですから3年くらい前までということになります。2006年のものは1万7000円台で売っていたこともありました。米国での価格も150~200ドル程度でしたから、日米の価格差もあまりなく、かなりお買い得感のあるワインでした。
2008年のものは2万円台に戻り、2009年も出始めの時期に「送料込みで税込み21,980円」というのがありましたが、今では3万円程度にまで上がっています。
出荷が始まったばかりの新ヴィンテージ2010年では安いところでも3万円超。海外でも最低200ドル程度と上がっていますが、特に日本の値上がりは激しいようです。
価格の話が長くなりましたが、味はどうなのでしょう?
図に著名な評論家/メディアの評価としてWine Advocate(WA)、Wine Spectator(WS)、それからWine Advocate誌をやめて独自のメディアVinousを立ち上げたアントニオ・ガッローニの評価をまとめました。横軸が分かりにくいですが、黄色の線(Vinous)の最新の評価が2012年です。一番左は最初のヴィンテージの1979年。Vinousは全ヴィンテージ、WSも2010年までの全ヴィンテージ評価がありますが、WAは抜けている年があります。例えば近年では2008、2009と2年連続レビューがありません。
2010年はWine Advocate、Vinousで過去最高のそれぞれ96、97という評価が出ています。Wine Spectatorは92点ですが、悪い評価ではありません。「2010年は過去最高の当たり年」と言っても過言ではないでしょう。
ロバート・パーカーは「このワイナリは過去10年ほどにわたって、すばらしいカベルネ・ソヴィニョン・ベースのワインを作ってきた。この年もその1つだ」と褒めています。
ちなみに10年より前のオーパス・ワンについて、パーカーがどう書いていたかというと
97年:「ヴィンテージを考えれば,このワインがどうあるべきかは言うにおよばず,がっかりするできだった」
98年:「ボルドーが悪い年に値段を下げるのにどうしてカリフォルニアの生産者は同じことができないのだろう」
99年:「ナパの最も割高なワインとして一票を投じる」
2000年:「ナパの最も割高なワインとして一票を投じる」
辛辣です。ともかく、90年代後半に比べると、近年は安定していいワインを作っていることを皆が認めているような感じです。
ところで、3つのメディアの評価、結構ばらばらですよね。ちょっと気になったので相関係数を調べてみました。
うーん、思った以上に低いです。特に、VinousとWAの相関が一番低いのにはちょっとびっくりしました。
2010年ヴィンテージはここが最安ランク(2014年12月更新)。
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