ナパでは史上最早で収穫が始まった2015年ですが、ソノマでも7月29日には収穫が始まっています(Early grape harvest gets going in Sonoma County | The Press Democrat)。

先陣を切ったのはやはりスパークリングワイン用のブドウで、ロシアン・リバー・ヴァレーのVineyard Elevenが7月29日に収穫を始めています。翌日にはカーネロスのグロリア・フェラーも収穫を開始。8月3日にはドライ・クリーク・ヴァレーのAmistaがシャルドネの収穫を始めました。

既に、サンタ・リタ・ヒルズなどでも収穫が始まっており、今年はカリフォルニア全域で早い収穫となりそうです。品質的には問題なさそうな今年の状況です。

収穫の早さにはIPOBなど、軽いワインへの志向が強まっているトレンドも関係あるのでしょうか。ちょっとそんなことも想像しています。

ところで、昨日山火事の記事を書きましたが、ゼパルタス(Zepaltas)はレイク郡にソーヴィニヨン・ブランの畑を持っていて、影響が懸念されています。畑自体が火事にあわなくても、煙が立ち込めることによって、ワインにも煙のフレーバーが付いてしまうからです。数年前にはそれで、フィルタリングによって煙のフレーバーを除いたことがあったそうですが、今年はどうなるか。今は状況を見ているようです。

そういえば、マーカッサンも数年前に煙の影響でピノ・ノワールを作るのをやめたことがありました。