自宅ですき焼きっぽい何かを作ったときに、ワイン飲もうかと、開けたのがこのワインです。
August West Syrah Rosella's 2007
オーガスト・ウエストの最初のラベルデザインのものです。懐かしい。セラーの奥に埋もれていました。

サンタ・ルシア・ハイランズのロゼラズといえばピノ・ノワールが有名ですが、実はシャルドネもすごく美味しいし、シラーもいいんです。

ただ、開けた初日はまだ目覚め切らなかったのか、うちにこもった濃密さを感じるものの、ロゼラズらしい陽性なところがあまり出てきませんでした。

一番美味しかったのは2日め。花が満開になったような明るさが出てきました。濃いだけのシラーは世の中たくさんありますが、ここのシラーは酸がとてもすっきりしていて、バランスが取れているのです。「シラーは飲み疲れする」なんてコメントもいただきましたが、ロゼラズのピノ・ノワールにも通じるこのスタイルは、多くの人が受け入れるのではないかと思います。残念ながら日本では入手できないようですが…

もちろん、ピノ・ノワールも美味しいし、シャルドネもいいです。オーガスト・ウエストのロゼラズでハズレだったことはまだありません。