今週、ワシントン・オレゴン・ワイン エクスペリエンスの試飲会に参加してきました。時間があまりなく、人も多かったので、半分も試飲できなかったのですが、カリフォルニアワイン以外の自分の経験値の低さを改めて思い知らされました。

まず、オレゴンのワインですが、もちろん赤はピノ・ノワールが中心、というかほとんどピノ・ノワールだけと言ってもいいでしょう。冷涼な地域のピノ・ノワールということで、カリフォルニアでいえばソノマ・コーストやアンダーソン・ヴァレーあたりの延長線上にあるような気がしました。

カリフォルニアでリトライなどの冷涼なピノ・ノワールを試飲するときも感じるのですが、冷涼な地域のピノ・ノワールを試飲したときの表現や評価が難しいのです。結局どれくらい好きかに落とし込むくらいしかなく、客観的な表現や評価が全然できていないなあと思いました。

その中でもクリストムあたりは、比較的カリフォルニアに近い味わいで、個人的には高評価でした。
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このほか、イヴニングランドや、ドルーアンがエオラアミティヒルズで作るワインなど、オレゴンのエオラアミティヒルズのワインは美味しいものが多く感じられました。

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ここのピノ・ノワールもなかなか良かったです。

白ではシャルドネもありますが、ピノ・グリが多いという印象。ピノ・グリについては、カジュアルなワインとして美味しいとは思うものの、シャルドネのいいもののような素晴らしいワインになるというイメージがあまり起こらず、どれを飲んでも同じような味わいに思えてしまいます。なかなか良し悪しを判断するところまで行きません。

一方、ワシントンは白ではリースリング、赤ではメルローやシラーが目立ちます。

リースリングはいろいろなスタイルのワインがあることはわかるのですが、これもまた良し悪しを判断するところまでなかなかたどり着きません。素晴らしいリースリングを飲んだ経験がないことも響いているかもしれません。

ワシントンのメルローはちょっと苦手な部類です、どうしても青臭さを感じてしまいます。シラーは抑制がきいたスタイルでわりと好きです。

カベルネ・ソーヴィニヨンは多少あたりはずれはあるような気がしますが、美味しく感じられるものもありました。コロンビアクレストが最近始めたH3というラインはなかなかよかったです。コロンビアクレストは昔から好きなワイナリーの1つです。

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