Wine Spectator誌のワイン・オブ・ザ・イヤーが発表されました。先日、10位から8位までカリフォルニアのワインが続いたと書きましたが(Wine Spectator年間7位はトーマス・リヴァース・ブラウン作)、その後7位から2位まではワシントン州のKヴィントナーズが1つはいったものの、あとは米国はなし。このまま尻すぼみで終わるのかと心配していたら、1位で来ました。ダックホーンのメルロー「スリー・パームス」2014年です。
2014 Duckhorn Merlot Three Palms
前年の2013年のこのワインは何度か試飲しているのですが、そのたびに「これはおいしい」と思います。例えば「ダックホーン/パラダックス・セミナー 試飲編」では、
そしてスリー・パームスはやっぱりこの日のハイライト。90年代のメルローブームのときに粗悪なメルローに山ほど当たってきた私としては、映画「サイドウェイ」のマイルズのように「くそったれなメルロー」と言いたい気持ちはよくわかるのですが、このメルローは文句なし。しなやかでエレガント、でもしっかりとストラクチャーもある。
と書いています。錚々たるワインが並ぶ中川ワインの試飲会でも、このワインの美味しさは目立っています。ちなみに2013年のWine Spectatorでの評価は92点、今回の2014年は95点。ということで2014年のものはさらにおいしいようです。

これは楽しみですね。