年末の記事ですが、SFクロニクルが恒例の注目のワインメーカーの記事を公開しています(Winemakers to watch - San Francisco Chronicle)。マイナーなワイナリーばかりが取り上げられるこの企画ですが、先物買いを狙うなら要チェックです。

今年は4人が選ばれています。

まずはボドキン(Bodkin)のクリストファー・クリステンセン。ソーヴィニヨン・ブランに特化したユニークなワイナリーで、スパークリングやデザートワインを含むさまざまなソーヴィニヨン・ブランを作っています。興味深いのがスパークリングワインを造るのに、シャンパーニュと同様の瓶内二次発酵ではなく、タンクの中で二次発酵させるシャルマ法を使っていること。そちらの方が果実味を引き出しやすいからだとか。今回紹介する中では唯一日本に輸入されているワインです。


二人目はローラ・ブレナン・ビッセル。インコニュ(Inconnu)というワイナリーのオーナーです。ナパにありながら30ドル以下のワインしか作っていないところが面白いです。より低価格のララル(Lalalu)というブランドでもワインを作っています。

3人目はドリュー・ドムスキー。ロシアン・リバー・ヴァレーにあるTRエリオットというワイナリーのワインメーカーです。彼の造るワインは果実味豊かでありながら、エレガントさもあるというもの。興味深いです。

最後はライアン・スターム。サンタ・クルーズ・マウンテンズでスターム(Stirm)というワイナリーをやっています。彼のこだわりはリースリング。自然派のワイナリーとしても人気ですが、彼自身は自然派へのこだわりはないとのこと。ここも面白いワイナリーです。