セカンダリー・マーケット(オークション)で最も流通しているカリフォルニアワインは何か、セカンダリー・マーケットの様々な指標を提供している英国のLiv-exがトップ10リストを発表しました。
top traded us wines
1位はドミナス2014。昨年Liv-exが、ドミナスはオーパス・ワンより継続して評価が高いのに価格が安いという記事を載せて以来、取引が増えたようです。

2位は僅差でオーパス・ワン2014。スクリーミング・イーグルは3位、4位、6位に3つのヴィンテージが入って根強い人気を示しました。セカンドワインのセカンド・フライト2014も9位に食い込みました。

ハーラン・エステート2014は7位とこれもさすがの人気。ケイマスはスペシャル・セレクション2014が10位、カベルネ・ソーヴィニヨン2015が5位と、ワイン自体の評価はそれほど高いわけではないことを考えると驚くべき人気です。

それにしてもやっぱりセカンダリー・マーケットはわかりにくいですね。例えばオーパス・ワンより評価が高く、価格が安いということではインシグニアやスポッツウッド、シェーファーのヒルサイド・セレクトも該当しますが、あまり名前を聞きません。通常の流通市場でそれなりに入手しやすいということなのでしょうか。シュレーダーのCCSやコルギンIXエステート、レアムのアブサードなどもハーランとかスクリーミング・イーグル以上に評価は高く、通常の流通ではほとんど手に入りませんが、意外とセカンダリー・マーケットでも名前をみかけません。セカンダリー・マーケットにおけるブランド価値の基準があるのでしょうけど、なかなか難しいです。

参考:カリフォルニアのカベルネ系でパーカー評価が一番高いワインは? « カリフォルニアワインのお勝手口