1989年に設立されたタブラス・クリーク(Tablas Creek)は、パソ・ロブレスの開拓者の一つであり、ローヌ系品種のパイオニアでもあります。フランスのシャトーヌフ・デュ・パプにある有名ワイナリーシャトー・ド・ボーカステルのオーナーであるペラン家が米国のインポーター「ヴィンヤード・ブランズ」のハース家と設立しました。このワイナリーが30年間を振り返り、正解だった5個のポイントと不正解だった5個のポイントを取り上げています(Tablas Creek Vineyard Blog: 30 Years of Tablas Creek: 10 Things We Got Right (and Wrong)
タブラス・クリーク

不正解1:パソロブレスは暑くて乾燥しており、赤ワインしかできない
確かに昼間は暑くて乾燥していますが、夜は涼しく、冬は寒くて降水量も多く、平均気温はボーカステルを下回ります。当初は9割赤ワインでしたが、現在では赤が50%、白が35%、ロゼが15%を目標にしています。

正解1:メジャーじゃない品種がうまくいくかも
当初植えたブドウはシラーやグルナッシュが中心でしたが、グルナッシュ・ブランやクノワーズといったややマイナーな品種もありました。これは非常にうまく言っています。

以下はタイトルだけです。

不正解2:赤と白1つずつだけを作ろう
正解2:新しいブドウ品種を輸入するのはコストに見合う価値がある

不正解3:畑とワイナリーでの経験は苗木屋をやるのに十分
正解3:有機栽培はうまういく

不正解4:テイスティング・ルーム、ワインクラブ? そんなの誰がいるの?
正解4:正しいチームを作って(保つ)ことが重要

不正解5:うちのワインを買ってくれるのは「ボーカステル」だからだ
正解5:基本的にこの場所はブドウのために最高

さすがワインブログアワードを何回も受賞しているブログらしく、面白く上手にまとめています。