ワイン・アドヴォケイト編集長のリサ・ペロッティ・ブラウンは5月16日、ロバート・パーカーがワイン批評の仕事から引退することを発表しまし
た(Robert Parker: The Wine Advocate

The father of modern wine criticism, our publication’s founder and namesake, my greatest mentor and a dear friend, it is with mixed feelings that I announce that Robert M. Parker Jr. will, as of today, be formally hanging up his wine criticism boots and retiring from Robert Parker Wine Advocate.

今後についてや、健康上の問題があるかどうかといったことは書かれていません。

既にワイン・アドヴォケイトでの担当地域のレビューはリサを初めとした他のレビュワーに引き継がれているので大きな問題はないと思います。

もちろん、今後の影響力は下がっていくことが予想されますが。

個人的には、現在ワイン・アドヴォケイトのほか、ヴィナスとスペクテーターは有料会員になっていますが、古くからのデータがあることやレビューの一貫性という点では、やはりアドヴォケイトが一番参考になると感じています。セミナーでもよくその数字(特に古くからの時系列データ)は使わせていただいています。

ワイン評論家不要論みたいな話は出ては消えとなっており、昨今はまた不要論が増えていますが、経験値や一貫性を考えるとまだまだ有用ではないかと思っています。

何はともあれ、ワイン業界に一時代を築いた偉人の引退、お疲れ様でした。