アカデミー・デュ・ヴァンの続・カリフォルニアの名門ワイナリー、第2回のセミナーがありました。今回のテーマはシェーファー(Shafer)。

ここは行ったこともあるし、現社長のダグ・シェーファーさんとは前回来日時に会っているし、本も読んでいるので、準備は比較的スムーズでした。

スタッグス・リープ・ディストリクトの紹介ではVinousのヴィンヤードマップや、ナパの3Dマップも活用しました。実は先日バッグを新調したのですが、新しいバッグは3Dマップがちょうど入るサイズでうまく使えてよかったです。

シェーファーはワイン5種類しか作っていないので、現行ヴィンテージをすべて試飲というわかりやすさ。しかも白はシャルドネのみです。

赤の4種はブラインドで、どれがどれだか当ててもらうのと、どれが一番好きだったかを聞きました。

シラーはすぐにわかるかと思ったら、ここのシラーはかなり筋肉質で果実味はむしろ感じず、意外と難しかったです。
ブラックペッパーなどのスパイシーな風味を頼りにすると、少しわかりやすかったかと。

当てた人が多かったのはTD-9とヒルサイド・セレクト。ヒルサイド・セレクトはさすがに味の厚みが全然違います。「美味しいのはどれ?」と思って探せば見つかりやすかったかもしれません。

スタッグス・リープ・ディストリクトは、ナパの中では比較的南にありますが、西向き斜面で日当たりがよく、ブドウがきれいに熟すのが特徴。そのため、カベルネ・ソーヴィニヨンもブレンドせずに作られることが多いです。ヒルサイド・セレクトもその代表。普段カリフォルニアワインはあまり飲まない、という方はカベルネ・ソーヴィニヨン100%でこの味わいということに驚いていました。