中国原産のSpotted Lanternflyという昆虫の被害が米国で広がっています(Looming insect invasion threatens California wine and avocados | University of California)。

日本語では「ビワハゴロモ(琵琶羽衣)」という優雅な名前のある虫ですが、蜜を分泌し、それがカビの素になったり、ありなどの他の害虫を引き寄せるなどの問題を起こします。米国では東海岸から生息域を拡大しており、カリフォルニアに到達するのも時間の問題と考えられています。

Spotted Lantern Fly

現在、対策として考えられているのが、同じく中国原産の寄生ハチを使う方法。とても小さなハチでLanternflyの卵の中に卵を産み付け、中身を食べてしまうのだといいます。

このハチが他の昆虫に悪影響がないかどうかを調べて、対策に使う方針ですが、調べるのに3年ほどかかる見込み。それまでに害が広がらないことを期待します。