サンタ・クルーズ・マウンテンズの生産者団体サンタ・クルーズ・マウンテンズ・ワイングロワーズ・アソシエーション(SCMWA)がマウンテン・コレクションという地域を代表するワインのセットを販売しています(Mountain Collection - Santa Cruz Mountains Winegrowers Association)。

このセットはマスター・ソムリエのデイビッド・グランシーが選定したものでシャルドネ、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨンそれぞれ3本からなります。2019年のマウンテン・コレクションは11月15日まで999ドルで販売されています。

ワインリストは
2012 Mount Eden Vineyards Estate Chardonnay
2015 Big Basin Vineyards Bald Mountain Vineyard Chardonnay
2017 Rhys Vineyards Horseshoe Vineyard Chardonnay
2014 Partage Saveria Vineyard Pinot Noir
2014 Thomas Fogarty Winery Will’s Cabin Pinot Noir
2014 Clos de la Tech Sunny Slope Pinot Noir
2012 Kathryn Kennedy Estate Cabernet Sauvignon
2015 Ridge Vineyards Monte Bello Cabernet Sauvignon
2016 Eden Estate Wines Reserve Cabernet Sauvignon



サンタ・クルーズ・マウンテンズは48万エーカーと地域はかなり広いですが、ナパやソノマのように畑が広がっているのではなく、山地の中に畑がポツポツと点在している感じです。畑はわずか1300エーカーあまりしかありません。例えばナパのステージコーチ・ヴィンヤードはそれだけで1300エーカー(うちブドウが植えられているのは600エーカー)ありますから、いかにサンタ・クルーズ・マウンテンズが小さい生産者から成り立っているかわかると思います。

ただ、ここは太平洋に面していて冷たい空気が直接当たるのと、標高の高さによる日照の良さなどがあり、冷涼系のシャルドネやピノ・ノワールに関してはソノマ・コーストなどにも負けないポテンシャルがある地域だと思います。また、冷たい空気から遠い山頂付近で作られるカベルネ・ソーヴィニヨンでも、リッジのモンテベッロなど世界に名だたるワインができています。個人的にも注目している産地の一つであり、このコレクションも興味深いものになっています。

シャルドネでは日本にも輸入されているマウント・エデン(Mount Eden)とリース(Rhys)のホースシュー(Horseshoe)が選ばれています。もう1つのビッグ・ベイスン(Big Basin)も以前は輸入されていましたが最近は見かけませんね…

ピノ・ノワールで選ばれているトーマス・フォガティ(Thomas Fogarty)も輸入されていますが、ピノ・ノワールは見たことないような。残りのクロ・ドゥ・ラ・テック(Clos de la Tech)とパータージュ(Partage)は初めて見ました。パータージュのサヴェリア(Saveria)はヴィナスで92点ついているようです。58ドルと比較的価格も抑えめで気になるワインです。

カベルネ・ソーヴィニヨンではリッジのモンテベッロにキャスリン・ケネディはこの地域の老舗。この2本だけで500ドル近くになるので、実はこの9本セット、かなりお得な価格になっています。もう一つのエデン・エステート(Eden Estate)はマウント・エデンの近くにある畑のようです。このワインも気になります。