ヴィナスのアントニオ・ガッローニが2017年と2018年のナパのレビュー記事を公開しています(2017 & 2018 Napa Valley In Depth Part 1 (Jan 2020) | Vinous - Explore All Things Wine)。

長い記事でいろいろ興味深いところがありますが、なかでもナパのレビューを始めて10年ということで、ロバート・パーカーの思い出も含めて過去を振り返っているところが面白かったです。

パーカーがメジャーな地域のレビューを他の人に譲ったのは、それが初めて。しかも今となってみれば健康の理由がなく譲った唯一の事例でした。

そういう意味では責任も難しさも感じていたガッローニでしたが、レビューはパーカーよりも辛口でだいぶ恐れられていたようです。出禁になったワイナリーもあり、シュレーダー、アイズリー、メイバッハを例に挙げていました。ガッローニは「評論家は仲良しクラブではない」とこの姿勢を貫くことを表明しています。