世界のアルコール市場をレポートしているIWSRによると、2019年の米国のワイン消費は0.9%下がったそうです。前年を下回ったのは25年ぶり(U.S. wine consumption drops for first time in 25 years | TheHill)。

消費が減った主な理由はミレニアル世代のワイン消費が伸び悩んでいること。ビールやスピリッツ系の飲料(日本の缶チューハイのようなもの)、といった単価が低いものにシフトしている上に、アルコールの健康へのネガティブな影響などを忌避する傾向が高まっています。

これまでもミレニアル世代への対策が重要だとは言われていましたが、ベイビーブーマー世代による牽引の影響が残っていたため、深刻に捉える向きは少なかったように思います。

そろそろ業界としてもお尻に火がついた感じが強くなっています。

公開したばかりのシリコンバレーバンクによるレポート(後日紹介予定)にもそれは現れています。関税問題と合わせて、今後の大きなテーマになりそうです。