ワイン・アドヴォケイト誌で100点のレイティングを得た通称「パーカー100点」のワインの本数で、ついにカリフォルニアがフランスを抜きました。2
月14日に公開された「USA, California: More Napa & Sonoma New Releases」でピーター・マイケルのシャルドネ「ポイント・ルージュ2017」とシェーファーの「ヒルサイド・セレクト2016」が100点となり、累計301本に到達。累計299本のフランスを上回りました。
ヴィンテージごとの累計本数
近年は、ややインフレ気味とも言われておりますが、実際にヴィンテージごとの100点のワインの本数を調べると次のようになります。
ヴィンテージごとの本数
カリフォルニアの場合、特に2012年から2016年までの、良いヴィンテージが続いた5年間に急増して追いついた様子がわかります。カリフォルニアの場合、2014年までは主にロバート・パーカーがレビューしており、2015年からは現編集長のリサ・ペロッティ・ブラウンが主にレビューしているので、ちょうどそのバトンタッチの頃に増えているようです。

カリフォルニアのカバーが広がっているためかとも思ったのですが、実際にレビューされている本数を見ると、フランスワインも大きく増えており、今でもフランスワインでレビューされている本数の方がカリフォルニアワインよりもずっと多いことがわかります。
レビューされたワインの本数

なお、米国ワイン全体で見ると、ワシントン州で11本の100点ワインがありますから、もう少し前にフランスを抜いたことになります。