缶入りワイン
缶入りワインの急増がとまりません。ワインスペクテーターの記事「Canned Wine Sales Are Bursting at the Seams | Wine Spectator」によると2020年7月11日までの52週の売上は1億8360万ドル。記事には68%の伸びとあって、上のグラフの数字と合っていませんが、集計した週がずれているのかもしれません。正しい数字がわかったら修正しますが、とりあえず傾向をみるために上の図を置いておきます。

最近の傾向としては品質の向上があります。ワインスペクテーターでは缶入りワインのレビューをまとめた記事「Tasting Highlights: 15 Top-Rated Wines in Cans | Wine Spectator」を掲載していますが、ここでは最高89点を取得しています。

また、モンダヴィがウッドブリッジの缶入りをNFLのチームと共同で開発したり、コッポラがダイヤモンド・コレクションの缶バージョンを作ったりと、既存のブランドの缶入り版が増えてきています。

また、ニュー・カリフォルニア系の生産者であるブロック・セラーズも普及ラインのラブ・レッド、ラブ・ホワイトの缶入り版を作っています。ラブ・レッドは87点をかなりの高得点でした。また、面白いのは最近アルバリーニョの記事で紹介したファーディナンドも缶入りのアルバリーニョを出していることです。86点と評価されています。