「シャイド・ファミリー(Scheid Family)」というワイナリーをご存知でしょうか。知っている人はかなりのカリフォルニアワイン通だと思います。ここ10年ほどで年間4000ケースから60万ケースのワイナリーへと急成長を遂げていて、最近ではエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントのハイジ・シャイドさんが、ワイン・エンスージアストのワイン・スター・アワードでパーソンオブザイヤーを受賞しています。
ハイジ・シャイド
知られていない理由の一つは、ワインにシャイドの名前を入れていないこと。日本でも販売していますが、シャイドの名前で売っているものはありません。例えば先日紹介した低カロリー、低アルコールのワイン「サニー・ウィズ・ア・チャンス・オブ・フラワーズ」もシャイドのワインですし、昨年輸入されて大人気で即売り切れになった「オッド・ロット(Odd Lot)」というマンガのラベルのワインもシャイドです。



このほか、ランチ32(Ranch32)のワインはむちゃくちゃコスパがよくできています。ライダーエステート(Ryder Estate)というブランドもやっています。

そんなに高級なワインを作っているわけではありませんが、飲むたびにコスパに感心するそんなワインばかりです。

なぜ、これほどコスパがいいワインが造れるのかというと、ここは元々1970年代から続く栽培家だから。モントレーのサリナス・ヴァレーに計4000エーカーもの畑を何箇所かにわけて持っています。冷涼な地域から温暖な地域までカバーしているので、様々なブドウを栽培できます。現在でも作るブドウの3/4は他のワイナリーに売っているとのこと。それで自社のワインは安くできるのです。

近年は様々な測定装置で畑を監視するなど、技術の力も使って管理を効率化しており、それも安さに寄与しているそうです。