ペタルマ・ギャップにある有名なシラーの畑「Griffin's Lair(グリフィンズ・レア)が2021年の収穫を断念しました(Severe drought forces one of Sonoma’s foremost Syrah vineyards to make no wine this year)。

グリフィンズ・レアはベッドロックやパックス、アルノー・ロバーツ、ドネランといったシラーの名手たち御用達の畑。ワイン・アドヴォケイトではこれまで最高97点が付いています。

今年はこれまでで一番ひどいとも言われている旱魃で、水の利用が大幅に制限されています。その中で、ここの畑のブドウは完全に熟さない可能性がでてきてしまったと言います。それでもなんとか今年の収穫をするという選択肢もありえますが、オーナーのジョン・フリンによると、それをしてしまうと来年以降の樹の健康に大きな影響が出てしまうとのこと。

今年を取るか来年以降を取るかというところで、来年以降にかけることになりました。昨年の煙汚染に続き、多難なヴィンテージとなってしまいました。