11月1日開始講座「カリフォルニア〜品種で産地を探検しよう」の魅力は
アカデミー・デュ・ヴァン2025年秋冬講座で11月1日開講の「カリフォルニア〜品種で産地を探検しよう」。実はまだ開講が決まっておりません。このまま不催行になるのはかなり悲しいので、講座の狙いと魅力、私の思いを書いておきたいと思います。
青山校 カリフォルニア〜品種で産地を探検しよう | ワイン初心者からソムリエ資格取得まで - ワインスクール アカデミー・デュ・ヴァン
これまでカリフォルニア全体を地域ごとに学ぶ講座や、ナパやソノマといった地域を深堀するものなど、地域を中心にした講座を比較的多くやってきました。また、昨年はシャルドネに特化して地域ごとにワインを見ていくという講座もありました。
一回に一つの地域というのは教えるのは楽ですが、地域間の違いというのは少し分かりにくいような気がして新しい試みとして出しているのが今回の講座です。
1回に一つの品種を取り上げて、その品種についてカリフォルニアの各地のワインを試飲して、テロワールによる違いや、逆に共通するものを感じてほしいという狙いです。
マニア向けの講座かというとそうではありません。むしろ、ワイン・エキスパートを今年受験しています、とかSTEP-1を取りましたといった人たちが受けてくれたら嬉しいです。
ワイン・エキスパートを受験している人は、今まさにテイスティングの練習をしていると思いますが、例えばカリフォルニアのシャルドネだったら、樽がしっかり効いていて色が濃く、酸がやや低いといった特徴から導き出すように教わるだろうと思います。試験的にはそれで間違っていないですが、そういった特徴があるのは、試験に出題されるような2000円台とかの価格帯の話であって、カリフォルニア全体が同じ特徴を持つわけではありません。一つの州で日本やフランスよりも広く、気候のバリエーションも大きいです。フランスワインを語るときにボルドーとブルゴーニュを同じ特徴で語る人はいないと思いますが、同じようにカリフォルニアも一つの特徴では語れないのです。
一方で、ニューワールドではEUのような品種の規制はありませんから、いろいろな品種がいろいろな土地で個性を持って作られることになります。それらを飲むことで、カリフォルニアの多様性を感じてほしいのです。
また、カリフォルニアに詳しい人にとっても、ワインをブラインドで試飲して地域を当てるというのはそんなに簡単なことではないですし、当たれば満足感も高い、またそれを考える過程だけでも非常に勉強になると思います。
最後にもう一つ。
いろいろ講座の内容について書きましたが、結局は講座の魅力の8割は試飲するワインが美味しいかどうかだと思っています。多分私の話は半年後には1割も覚えていないかもしれませんが、それでもワインが美味しくて満足してもらえれば大成功です。なので、限られた予算の中でどれだけ講座の内容に即し、そして美味しいワインを出せるかに一番力を入れています。美味しいカリフォルニアワインを知って、それを今後の購入などに生かしてもらえたら教師冥利に尽きます。
なので、初めの方を読んでそんなめんどくさいことは知らんと思った人でも、美味しいワインを飲むためと思って受講いただけたら嬉しいです。
講座内容
第1回ソーヴィニヨン・ブラン
第2回ジンファンデル
第3回シャルドネ
第4回シラー
第5回ピノ・ノワール
第6回カベルネ・ソーヴィニヨン
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申し込みお待ちしております。
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これまでカリフォルニア全体を地域ごとに学ぶ講座や、ナパやソノマといった地域を深堀するものなど、地域を中心にした講座を比較的多くやってきました。また、昨年はシャルドネに特化して地域ごとにワインを見ていくという講座もありました。
一回に一つの地域というのは教えるのは楽ですが、地域間の違いというのは少し分かりにくいような気がして新しい試みとして出しているのが今回の講座です。
1回に一つの品種を取り上げて、その品種についてカリフォルニアの各地のワインを試飲して、テロワールによる違いや、逆に共通するものを感じてほしいという狙いです。
マニア向けの講座かというとそうではありません。むしろ、ワイン・エキスパートを今年受験しています、とかSTEP-1を取りましたといった人たちが受けてくれたら嬉しいです。
ワイン・エキスパートを受験している人は、今まさにテイスティングの練習をしていると思いますが、例えばカリフォルニアのシャルドネだったら、樽がしっかり効いていて色が濃く、酸がやや低いといった特徴から導き出すように教わるだろうと思います。試験的にはそれで間違っていないですが、そういった特徴があるのは、試験に出題されるような2000円台とかの価格帯の話であって、カリフォルニア全体が同じ特徴を持つわけではありません。一つの州で日本やフランスよりも広く、気候のバリエーションも大きいです。フランスワインを語るときにボルドーとブルゴーニュを同じ特徴で語る人はいないと思いますが、同じようにカリフォルニアも一つの特徴では語れないのです。
一方で、ニューワールドではEUのような品種の規制はありませんから、いろいろな品種がいろいろな土地で個性を持って作られることになります。それらを飲むことで、カリフォルニアの多様性を感じてほしいのです。
また、カリフォルニアに詳しい人にとっても、ワインをブラインドで試飲して地域を当てるというのはそんなに簡単なことではないですし、当たれば満足感も高い、またそれを考える過程だけでも非常に勉強になると思います。
最後にもう一つ。
いろいろ講座の内容について書きましたが、結局は講座の魅力の8割は試飲するワインが美味しいかどうかだと思っています。多分私の話は半年後には1割も覚えていないかもしれませんが、それでもワインが美味しくて満足してもらえれば大成功です。なので、限られた予算の中でどれだけ講座の内容に即し、そして美味しいワインを出せるかに一番力を入れています。美味しいカリフォルニアワインを知って、それを今後の購入などに生かしてもらえたら教師冥利に尽きます。
なので、初めの方を読んでそんなめんどくさいことは知らんと思った人でも、美味しいワインを飲むためと思って受講いただけたら嬉しいです。
講座内容
第1回ソーヴィニヨン・ブラン
第2回ジンファンデル
第3回シャルドネ
第4回シラー
第5回ピノ・ノワール
第6回カベルネ・ソーヴィニヨン
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