この週末は、北カリフォルニアで記録的な大雨となりました(CA weather: Heavy rain helps water supply, won’t cure drought | The Sacramento Bee)。100ミリから200ミリ程度の雨が降ったようです。強風により停電したところも多くありました。

「大気の川」と呼ばれる極めて湿度の高い空気が連続的に流れ込むことによって起こる、雨期のこの大雨は、カリフォルニアにとっては年間雨量に大きく影響するものとなっています。今回はその中でも「カテゴリー5」という最強レベルに分類されていました。

ただ、この大雨でも、ただちに干ばつの解消とまではいきません。この2年間、ほとんど雨が降らなかったため、土壌が干上がっており、降った雨はほとんどが土壌に吸い込まれてしまっています。

それでもロシアン・リバー周辺では取水制限が延期になるなど、やや緩和されており、今後の雨は貯水池の水量回復につながるものと期待されます。