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毎年6月に開催されていたオークション・ナパヴァレーはその収益を地元の慈善活動にすべて寄付していました。コロナ禍でオークション・ナパヴァレーがなくなり、その後継として新たに始まったプログラムが「コレクティブ・ナパヴァレー」です。会員制で、無料会員と年間1000ドルの「エンスージアスト」、年間5000ドルの「プレミアム・エンスージアスト」の3レベルからなります。

そのコレクティブ・ナパヴァレーの最初のイベントが3月24日午後5時半(日本時間の25日午前9時半)から開催されます。今回は無料会員も対象になっています。

今回のイベントは「SOMM TV」や20人のオールスター・ワインメーカーと協力したライブ・ブロードキャストで、カーネロスからカリストガまでのヴァーチャル・トリップなどを予定しているそうです。

コレクティブ・ナパヴァレーの会員は1000人を超え、寄付金も100万ドルに達しています。

ちなみに会員費は、慈善活動への寄贈という形になるので、日本のふるさと納税などと同様、米国では所得税の削減に役立ちます。おそらくイベントを通じてワインなどを購入した場合も同じ扱いになるのでしょう。そういう意味では税金対策として有効なのですが、日本からだとそういったメリットを見つけにくいのがちょっと難点ではあります。