前半はこちら「新生WINE TO STYLEの試飲会で美味しかったワイン(2022年春、前半)」です。2回のつもりでしたが3回にするので、これは中盤ということで。


かなりレアなワインも並ぶ試飲会ですが、さすがにウルトラマリンはなく、ウルトラマリンを作るマイケル・クルーズの「トラディション」とヴァルディギエのペティアンの2つのスパークリングが出ていました。ヴァルディギエはチェリーのような風味で親しみやすく、トラディション(いわゆるRMタイプ)は旨味がしっかりと出ていて、高級感もあります。トラディションはNVですが、今回のは2017年が94%で、リザーブワインが6%入っているそうです。


ちなみにこのあたりはニューカリフォルニア系が並んでいます。アイ・ブランド&ファミリーはイアン・ブランドというワインメーカーのワイナリー。SFクロニクルのワインメーカー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれている優秀なワインメーカーです(「SFクロニクルが2018年のワインメーカーオブザイヤーを発表」。インポーターの紹介文には「キモかわエチケットに似合わぬシリアスで本格派な冷涼系シャルドネ」と書いてあります。とてもきれいでミネラル感もあり、3300円とは思えないレベルのワインです。


同じくアイ・ブランド&ファミリーのカベルネ・フラン2018(5400円)。エレガント系のカベルネ・フラン、美味しいです。


メートル・ド・シェはスコリウム・プロジェクトにいたアレックスとレオ・スティーンで修行したマーティが作る自然派系ワイナリーです。カベルネ・ソーヴィニヨン2019(6800円)はナパのクームズヴィルとアトラスピークの間にあるマウント・ジョージの1000フィートのところにあるガラ・マウンテンというバイオダイナミクスの畑からのもの。これもナパとは思えないほどのエレガントさ。驚きのワインです。ジンファンデル2018(3900円)はベッドロックのモーガンに紹介された畑のものだそう。プラムの風味。価格以上の満足度です。


マサイアソンの入門編レッド・ブレンド「タンデュ」2019(2900円)。バルベーラ、アリアニコ、モンテプルチアーノ。、サンソー、カリニャンというカリフォルニアではかなりのマイナー品種のブレンドですが、堅苦しいことを考えず気軽に飲むのがいいワインです。甘酸っぱくチャーミング。


個人的、この日のトップがこのマヤカマスのカベルネ・ソーヴィニヨン2012。今はアンディ・エリクソンがワインメーカーを務めていますが、これは先代のボブ・トラヴァースの最後のヴィンテージです。当時は資金面などかなり大変なこともあったようですが、クラシックなスタイルをずっと続けています。長熟型のワインですが2012年はいい感じに飲み頃に入っていると思います。これぞ山のカベルネという味わいです。

2回で終わる予定でしたが、もう1回に分けます。