ワイン・イン・スタイル改めWINE TO STYLEになって初めての大きな試飲会が開かれました。合併したナカトのワインも含むため、新世界だけでなく、フランスやイタリアなどのワインも出されていました。268種ものワインがあったため、さすがに全部を試飲するのは無理。新世界のワインを中心に試飲しました。旧世界もいくらか試飲してはいますが、今回の記事では省かせていただきます。


ファー・ニエンテと、その兄弟ワイナリーであるニッケル&ニッケルのシャルドネ2019(13,500円)です。ファー・ニエンテは樽のイメージが強いと思っていましたが、マロラクティック発酵なしの作りであり、樽も思っていたより抑制が効いていて非常によくできていました。ニッケル&ニッケル2020(9200円)の方はカーネロスのトゥルシャードの畑のシャルドネを使っており、ファー・ニエンテよりもさらにエレガント感があります。どちらも非常にいいシャルドネで、この日のシャルドネの白眉といっていいと思います。


ハーンのピノ・ノワール2020(2450円)。AVAはカリフォルニアとなっていますが、モントレーの時差畑のブドウを使っているようです。バランスよく非常にコスト・パフォーマンスの高いワイン。


スミス&フックのレッド・ブレンドとカベルネ・ソーヴィニヨン。ヴィンテージはどちらも2019年、希望小売価格も4700円と同じです。レッド・ブレンドは非常に柔らかさのある味わい。カベルネ・ソーヴィニヨンはシルキーなテクスチャが価格以上の満足感を与えてくれます。バランスも素晴らしい。レッド・ブレンドは今年のサクラ・アワードでダイヤモンド・トロフィーと特別賞の女性ワインメーカー賞を受賞しているそうです。


ミウラのピノ・ノワール、ピゾーニ・ヴィンヤード2016(13,500円)。ピゾーニのワインとしては最安の部類になります。パワフルさがピゾーニらしく、ストラクチャーもしっかりしています。


ザ・ヒルトのエステート・シャルドネとピノ・ノワール。ヴィンテージはどちらも2018で価格は5900円。何度も紹介しているワインですが、やはりこれはいいです。シャルドネはほどよい樽感があり、コクもあります。ピノ・ノワールは果実味に旨味もしっかり。


ザ・ヒルトの兄弟ワイナリーであるホナータのフロール ホワイトワイン2019(12,000円)とトドス・レッドワイン2018(9000円)。フロールはボルドー系の白ワイン。旨味がありしっかりした味わい。トドスは非常にパワフルで濃いワイン。45%シラーに21%カベルネ・ソーヴィニヨン、14%プティ・ヴェルドなど。


アルノー・ロバーツのシラー2018(6200円)。「うまい!」とメモしてあります(笑)。

今日はここまで。前半を紹介しました。後半ではこの日一番と思ったワインが出てきます。