マリエッタ・セラーズ(Marietta Cellars)は1979年に故クリス・ブリブロがソノマで立ち上げたワイナリー。当時はまだ珍しかった、ジンファンデルの古木の畑からワインを作り「オールド・ヴァイン」と名前を付けました。まだ「オールド・ヴァイン」と名乗るワインは2つしかなかったといいます。

それ以上にユニークなのが、ノン・ヴィンテージでロット番号を付けてワインを作ること。年に2回ほど新しいロットを作っており、最新版はロット73になっています。複数ヴィンテージをブレンドしており、例えば2018年12月にリリースしたロット68は2014、2015、2016の3ヴィンテージを使っています。スパークリングワインを除くと、こういうノン・ヴィンテージのワインを作っているのは仮フォルにはではここだけではないでしょうか。

以前からロバート・パーカーの好きなワインとして知られており、2014年には年間のコスパワイン3本の一つとしても取り上げています。SFクロニクルでも2011年にトップ100に選ばれています。

最近ではロット71がワイン・アドヴォケイトで94点と高評価で日本市場でも話題になりましたが、さらに最新のロット73は95点と、18ドルのワインとしては破格の評価を得ています。日本の価格も2000円台前半で、現地価格よりも安いくらいです。

ブドウはメンドシーノの自社畑と、ソノマの契約畑を主に使っています。60%は古い樽で、40%はステンレスタンクで熟成しており、穏やかな樽の風味と、やわらかな果実味のバランスのいいワインです。

トスカニーです。


しあわせワイン倶楽部ではロット71が残っています。


ロット68、ショップはリカータイムです。