カリン・セラーズ(Kalin Cellars)の創設者でワインメーカーであるテリー・ライトン氏が3月9日、亡くなりました。78歳でした。テリーとフランシスの夫妻がワイナリーを始めたのは1977年のこと。二人とも微生物の博士号を持っています。

カリン・セラーズは十分熟成したワインだけを出荷するというユニークなワイナリーで、これまでリリースした最も若いヴィンテージのワインで2001年です(この年が最後という説もあります)。ワイナリーのサイトには「Kalin Cellars - Wines With The Fifth Taste」とあり、旨味を重視したワイン造りになっています。

本業は大学の教授で微生物学を教えtいたそうです。2002 年に名誉教授を辞任し、その後もChildren’s Hospital Oakland Research Instituteで研究を続けました。また微生物学の基礎研究と応用研究も続けていました。

日本には布袋ワインズを通して輸入されています。布袋ワインズに今後について聞いたところ、まだ在庫は持っているようなので、今後もリリースは続いていく見込みだとのこと。ただ、元々テリー・ライトン氏は、何がどれだけあるといった情報を全く出していなかったので、いつまでワインがあるかといったことは全くわからないそうです。

ジム・クレンデネン、ショーン・サッカリー、ジョシュ・ジェンセン、テリー・ライトンと個性的なヴィントナーが次々と亡くなり、寂しいです。

ご冥福をお祈りします。