ナパのワイナリー「ガーギッチ・ヒルズ(Grgich Hills)」は3月24日、環境再生型有機認証(Regenerative Organic Certification=ROC)を獲得したと発表しました。カリフォルニアではタブラス・クリーク、フェッツァー、ニール・ファミリーに次ぐ4番目の認証です。

環境再生型有機認証は、従来の有機栽培の認証に加えて健康な土壌の構築、生物多様性の促進、動物福祉と社会的公正などを盛り込んだ包括的な認証です。有機認証やビオディナミの認証が栽培だけに関わるのに対して、より環境や公正さといったことに踏み込んだSDGsに近い考えのものになっています。



ワインメーカーで、ブドウ畑と生産の副社長であるイヴォ・ジェラマズ(創設者マイク・ガーギッチのおい)は「再生型農業の原則は本当に新しいものではありません。実際、叔父のマイク・ガーギッチと私はブドウ園で働き、原産地のクロアチアで多くのブドウを使ってワインを作っていたので、それは私にとって「バック・トゥ・ザ・フューチャー」です」と語っています。

ちなみにマイク・ガーギッチさん、4月1日で100歳におなりです。言うまでもないと思いますが、パリスの審判で白ワイン1位になったシャトー・モンテレーナの当時のワインメーカーです。

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