オクシデンタル(Occidental、オキシデンタルと読むのとどっちがいいのかはいつも悩んでます)の2020年を水平で全部飲む会があるというのが、参加してきました。これまで1、2本を飲むことはあっても水平で全部というのは初めてです。
主催者のYuta Kanzawaさんがまとめられた資料の一部がこれ。リッジで「オクシデンタル」という畑を使っていたのは私も初めて知りました。
スティーヴ・キスラーと2つのワイナリーの歴史 History of Steve Kistler & two wineries|Yuta Kanzawa
このほかにも畑の資料など大変詳しいものを作っていただいていました。

オクシデンタルの持っている畑の多くはウエスト・ソノマ・コーストに入っています。ウエスト・ソノマ・コーストの中でも比較的標高が低く、ペタルマ・ギャップの方向に冷たい風が入ってくる地域。冷涼地域の中でも冷涼感の強いところです。

最初はラック&リドルのブラン・ド・ノワールで乾杯。これはいつ飲んでも美味しい。

オクシデンタルの1本目は「フリーストーン-オクシデンタル」で複数の畑のブドウを使ったオクシデンタルでは唯一広域の指定のもの。ほかと比べるとちょっとハーブ感がありました。

2本目はオクシデンタル・ステーション。ここはオクシデンタルの畑の中では最も内陸。グリーン・ヴァレーに入ります。確かに味わいもやや青系のフルーツ感が入っています。

3本目のボデガ・リッジと4本目のランニング・フェンス キュヴェ・キャサリンはボデガ・リッジ地域の畑・ボデガ・リッジ・ヴィンヤードの方が標高が高く、ランニング・フェンスの方が低くなっています。標高が高い方が霧の影響が少なく、少し気温も高いと思われます。確かにボデガ・リッジの方がリッチな味わい。

5本目はボデガ・ヘッドランズ キュヴェ・エリザベス。メモがいい加減すぎますが「エレガント」と書いています。ちょっと調子に乗って飲みすすぎたかもしれません。

最後はSWKヴィンヤード。スティーヴ・キスラー氏の頭文字を取った畑です。オクシデンタルの畑の中でも一番涼しいところにあります。オクシデンタルのワインの中でも一番レアで入手も難しいワイン。結果的には味もこれが一つ抜けて美味しかったです。娘の名前をつけたワインより自分の名前のワインの方が美味しいというのは、ちょっとずるい(笑)。

貴重な経験をさせていただきました。