前回の続きです。


モンターニュ・ルース(Montagne Russe)は、ソノマを中心に高品質なワインを比較的リーズナブルな価格で出しているワイナリー。右から2番目のピノ・ノワールはソノマ・コーストの4つの銘醸畑のブレンド(6160円)。バランスよくジューシーで美味しい。その右のナパのカベルネ・ソーヴィニヨン「クレアーオブスキュア」は17600円と高額なワインですが、ブドウはもっとずっと高額なワインが作られる畑のものだとのこと。ジューシーで濃厚、緻密な味わいのカベルネ・ソーヴィニヨンです。


ワンストーンのロゼ・オブ・ピノノワール(3740円)はバランスよくコスパいいロゼです。


アーサーセラーズのピノ・ノワールはロシアン・リバー・ヴァレーのもので5200円と抜群のコストパフォーマンス。チェリーリッジのピノ・ノワール(6200円)はラインアップ中、一番エレガントな味わいで個人的にもリピート買いしているワイン。


カリフォルニアのシャルドネの7割を占めると言われているのがウェンテ(Wente)由来のクローン。ウェンテのワインの中でもやはり目立つのがシャルドネです。左のモーニング・フォグ(2513円)は少量のセミヨンとのブレンド。バランスよさが際立ちます。もう一つのレトロ リミテッド・リリース シャルドネは樽の風味を利かせたタイプのシャルドネ。これも2700円は安いです。


パッツ&ホールのソノマ・コースト ピノ・ノワール(10000円)。ダットン・ランチなど秀逸な畑のブレンド。ややリッチ系の味わいでうまみもあり、美味しい。


サンタ・バーバラのハッピー・キャニオンで造るスターレーンのカベルネ。このご時世に200円値下げしています(8500円)。
バランスよくおいしい。


冷涼なエドナ・ヴァレーで造るシャルドネ「トゥルー・マイス」(3000円)ですが、ワインは果実味豊かで樽の風味もある、リッチ系。シャルドネの2500円から3000円の領域は、コスパに優れたワインが多くあります。


写真がひどいですが、リッジのパソロブレス ジンファンデル(7200円)。7200円のワインにコスパというと変かもしれませんが、コスパ高い優れたジンファンデルです。


ダイアトム(Diatom)はブリュワー・クリフトンのグレッグ・ブリュワーが作るシャルドネ専門のブランド。樽を使わないきれいなシャルドネを造ります。ダイアトムとはサンタ・リタ・ヒルズの特徴の一つでもある珪藻土の土壌のこと。樽を使わないからあっさいしているのかというと、実は果実味豊かでリッチ系のあじわい。でももちろんきれいさもあります。


サンタ・バーバラのマージェラムのローヌ系ブレンド「M5」。赤と白があり、どちらも秀逸でした。

関係者の皆さん、お疲れさまでした。