100点2本に99点3本、仰天高評価のレインの2023年が国内入荷
ロバート・モンダヴィの2人の孫、カルロとダンテ・モンダヴィが作ったことで知られているソノマ・コーストのレイン(Raen)のピノ・ノワールとシャルドネに、ジェームズ・サックリングが驚くほどの高評価を付けています。2月5日付けの週間レポートで記事が公開されています(RAEN Magic, Plus Taming Barbaresco's Difficult 2022: Weekly Tasting Report | JamesSuckling.com)。日本にもこの2023ヴィンテージが入荷してきています。
2023 Freestone Occidental Bodega Pinot Noir: 100 points
2023 Fort Ross-Seaview Charles Ranch Chardonnay: 100 points
2023 Fort Ross-Seaview Sea Field Pinot Noir: 99 points
2023 Sonoma Coast Royal St. Robert Pinot Noir: 99 points
2023 Sonoma Coast Lady Marjorie Chardonnay: 99 points
レインのピノ・ノワールは2023年のワイン・スペクテーター年間4位に選ばれるなど、すでに高い評価を得ていますが、正直に言って、まだまだ日本ではプロも含めて知られていないのが実情です。2月にはカルロが来日していますが、ほとんど話題に上がっていないようでした(私はちょうどナパの試験と重なっていけませんでした)。
モンダヴィ一家といえば、ナパがメインフィールドであり、カルロとダンテの父であるティム・モンダヴィはナパのぷリチャード・ヒルのコンティニュアム(Continuum)でワインを造っていますが、カルロとダンテは父ティムがロバート・モンダヴィ時代に作ったピノ・ノワールや、祖父ロバートと一緒に訪問したブルゴーニュの生産者(ルフレーヴやDRC)に影響を受けて、ピノ・ノワールをメインにしたワインを造るために冷涼なソノマ・コーストに移りました。また、何よりも栽培が大事ということで、「ワイングローワー」と名乗っています。
レインのピノ・ノワールの一つの特徴が全房発酵をメインとすること。これについて、カルロ・モンダヴィは以前、インタビュー(これもジェームズ・サックリングでした)に答えてこう語っています。
全房による複雑さもあり、長期熟成も可能だと思いますが、親しみやすさも持つワインです。
そろそろブルゴーニュ愛好家にも見つかってしまうのではないかという気もしますが、もっと知られてほしいと思う半面、入手困難になってほしくないという微妙な気持ちもなきにしもあらずです。
以下、2023年のワイン3種です。ショップは全てウメムラです。
100点のピノ・ノワールです。
100点のシャルドネです。
99点のピノ・ノワール(ロイヤル・セント・ロバート・キュヴェ)です。ワインの名前は祖父ロバートに敬意を表して付けたものです。
2023 Freestone Occidental Bodega Pinot Noir: 100 points
2023 Fort Ross-Seaview Charles Ranch Chardonnay: 100 points
2023 Fort Ross-Seaview Sea Field Pinot Noir: 99 points
2023 Sonoma Coast Royal St. Robert Pinot Noir: 99 points
2023 Sonoma Coast Lady Marjorie Chardonnay: 99 points
レインのピノ・ノワールは2023年のワイン・スペクテーター年間4位に選ばれるなど、すでに高い評価を得ていますが、正直に言って、まだまだ日本ではプロも含めて知られていないのが実情です。2月にはカルロが来日していますが、ほとんど話題に上がっていないようでした(私はちょうどナパの試験と重なっていけませんでした)。
モンダヴィ一家といえば、ナパがメインフィールドであり、カルロとダンテの父であるティム・モンダヴィはナパのぷリチャード・ヒルのコンティニュアム(Continuum)でワインを造っていますが、カルロとダンテは父ティムがロバート・モンダヴィ時代に作ったピノ・ノワールや、祖父ロバートと一緒に訪問したブルゴーニュの生産者(ルフレーヴやDRC)に影響を受けて、ピノ・ノワールをメインにしたワインを造るために冷涼なソノマ・コーストに移りました。また、何よりも栽培が大事ということで、「ワイングローワー」と名乗っています。
レインのピノ・ノワールの一つの特徴が全房発酵をメインとすること。これについて、カルロ・モンダヴィは以前、インタビュー(これもジェームズ・サックリングでした)に答えてこう語っています。
私は、全房がすべてのブドウ園でうまく育つとは思いません。また、すべての状況、すべてのヴィンテージでうまく育つとも限りません。全房なら、潜在アルコール度数が 12.5 ~ 13 パーセントで、早期収穫が可能になりますが、通常、総酸度が非常に高いため、茎から外すと、角張ってざらざらしたワインになってしまいます。房なので、茎に少量のカリウムがあり、それが酒石酸と結合して酒石酸水素カリウムを形成し、pH をわずかに上昇させて、この素晴らしい質感を生み出します。香りの高揚、新鮮さ、明るさ、そして口当たりの質感と豊かさという、これらすべての要素が得られ、私はそれが大好きです。
全房による複雑さもあり、長期熟成も可能だと思いますが、親しみやすさも持つワインです。
そろそろブルゴーニュ愛好家にも見つかってしまうのではないかという気もしますが、もっと知られてほしいと思う半面、入手困難になってほしくないという微妙な気持ちもなきにしもあらずです。
以下、2023年のワイン3種です。ショップは全てウメムラです。
100点のピノ・ノワールです。
100点のシャルドネです。
99点のピノ・ノワール(ロイヤル・セント・ロバート・キュヴェ)です。ワインの名前は祖父ロバートに敬意を表して付けたものです。