ilovecalwineの海老原さんが亡くなったことで、実質一人でやられていた同社もなくなり、同社が輸入していたワインの輸入元も宙に浮いた状態になっていましたが、ピゾーニ(Pisoni)ファミリーのワイナリーについては中川ワインが輸入することが判明しました。

扱うのはピゾーニブランドのほか、ピゾーニ・ヴィンヤード以外のワインのブランド「ルチア(Lucia)」、ピノやシャルドネ以外の買いブドウで作る「ルーシー(Lucy)」です。なお、ilovecalwineではLuciaを現地の発音に合わせて「ルシア」としていましたが、中川ワインでは「ルチア」名にしたようです。

今回、ピゾーニのピノ・ノワール以上にレアで、ごくたまにしか入荷しないピゾーニのシャルドネも入っています。

輸入アイテムは
ルーシー ピコ・ブランコ2022(ピノグリとピノブランのブレンド)5200円
ルーシー ロゼ・オブ・ピノ・ノワール2022 4900円
ルーシー ガメイ・ノワール2022 5900円
ルチア ピノ・ノワール エステート2021 10000円
ルチア ピノ・ノワール ソベラネス2021 12400円
ルチア ピノ・ノワール ゲイリーズ2021 14000円
ルチア シラー ソベラネス2021 11000円
ピゾーニ シャルドネ2021 17000円
ピゾーニ ピノ・ノワール2021 20000円

私の試飲結果からお薦めのものを挙げていくと、まずロゼ・オブ・ピノ・ノワール。ピノ・ノワールのジューシーな果実味を持ち、とてもきれいな味わいのロゼ。満足感高いです。

ルチアのエステート・ピノ・ノワールはエントリーレベルのピノ・ノワールになりますが、非常に複雑さもある作り。味わい的には上級品に負けません。

ルチアのゲイリーズは、試飲会の他のワインを含めてもトップに感じた素晴らしいワイン。ゲイリーズは、これまでピゾーニに似た味わいだけどピゾーニほどの洗練さがないと思うことや、ややボールドな味わいに行き過ぎに感じることもありましたが、2021は酸もきれいで味わいの深みも抜群。素晴らしい仕上がりになっています。

ピゾーニのシャルドネはリッチ系でクリーミーな味わいですが、酸もよくバランス取れて素晴らしい味わい。
ピゾーニのピノ・ノワールもピゾーニのイメージとは少し違うかもしれませんが、バランスの良さが光ります。ただ、やはりこれは少し熟成させた方がいいのではないかと思います。

柳屋では期せずしてお薦めピノが3つセットになっています。真似したみたいでちょっと悔しいですが、お薦めです。