ナパで初めての「マイクロ・ワイナリー」の認可が下りました。

「マイクロ・ワイナリー」は2022年5月に生まれた新しいワイナリーの認可制度で、201ガロンから5000ガロン(4樽~100樽程度に相当)の醸造設備を持つワイナリーが対象になります。カスタム・クラッシュなどを使って醸造を行うワイナリーは対象になりません(そもそも醸造設備の許可を取る必要がありません)。

通常のワイナリーはナパ郡のプランニング・コミッションで設立の許可を取らないといけませんが、時間が長くかかり、最初の申請からさまざまな修正を強いられるなど、大きなハードルになっています。マイクロ・ワイナリーは、地域分けのアドミニストレーターの許可だけでよく、今回はわずか15分のヒアリングで許可が下りました。

認可されたワイナリーは、カーネロスにあるGoel Estate Winery。ミズーリ州セントルイスに住むDharam Goel and Myrto Frangosの二人が申請していました。2020年に土地を購入し、今年3月にワイナリーの設立申請を出したとのことです。

20エーカーの土地の中で12エーカーがブドウ畑。ワイナリーはかつてマッシュルーム栽培をしていた納屋のところに作るとのこと。テイスティング・ルームもあり予約のみで1日最大10人のビジターを迎えられます。このほか、駐車場が6台分あり、うち1つは電動車の充電設備になっています。こういったもろもろのことがすべて設立条件に入っています。