1月と言えばZinfandelの月だったのですが,Zinfandelのことは書かなかったですね,そういえば。どうしても話題的にはピノに押され気味です。

なぜ1月がZinfandelの月なのかと言えばZAP(Zinfandel Advocates and Producers)というお祭りが開かれるから。年に1度,サンフランシスコで開かれるこのイベントが,Zinfandelの一つのバロメータです。

ことしはなぜかZAP関連の記事が少なく,パーカーの掲示板でも不審に思うスレッドが立つほど。実際,記事らしい記事といえばWine Spectatorに載ったものくらいで,これも2006年のヴィンテージに言及する程度で個々のワインの話は避けています。ブログでは,元SFクロニクル紙記者のW. Blake Gray氏の奥さんが書いているのが,よくまとまっていて目に付く程度。ここにも書いてあるように参加費が非会員の場合で125ドルと高騰してしまったのが一つの原因かもしれません。

以上がZAPの話。もう一つは上記のWSの記事にもさらっと書いてありますがZinfandelの3Rの一つと言われるRosenblumが飲料業界の巨人Diageoに買収されたこと。DiageoはこれまでBV,Sterlingを初めとして,2004年にはChaloneのグループを買収するなど,現在では30あまりのブランドを持っています。Rosenblumはハイエンド強化のために買収したとのこと。同ワイナリ,2005年にはWine Spectator誌のWine of the Yearで5位のワインを出すなど,力は十分にあります。今後もワインメイキングのチームは変わらないそうです。