ワインブログFermentationに,Wine Spectator誌のレイティングによる2005年のカリフォルニア・ピノノワールの評価をまとめた記事が載っていました。

せっかくなのでグラフ化。
2005ピノ

FermentationのTom Wark氏は自身の好みであるAnderson Valleyで90点以上の比率が高かったことを喜んでいますが,僕はそれよりもRussian River ValleyとSonoma Coastのレビュー数の多さに驚きました。RRVだけで179本とカリフォルニア全体の43%。16%のSonoma Coastを加えると6割近くにも達します。実際の生産量の比率が分からないのですが,まさかこの両地区で6割ということはないだろうと思います。

Anderson Valleyと高得点ワインの比率で競っているのがSanta Lucia Highlands。ここの地域はPisoni,Garys',Rosella'sなど有名畑のワインがかなりいろいろ出ているので,なるほどという感じがします。一方で,Carnerosの低さはちょっと衝撃的なほど。10年前はカリフォルニアのピノといえばRRVとCarnerosだったのに,どうしてしまったのでしょう。