ナパは年間あるものに400万ドルを費やし,ソノマは50万ドルしか使っていません。パソ・ローブレは140万ドル,ワシントンやオレゴンは100万ドルだそうです。

答えはプロモーション費用。ワイン・カントリーとしての宣伝費です。

ソノマには隣のナパに対する反感ややっかみなどいろいろな思いがあるようです。少なくともワインのレベルはどちらも高いのに,なんとなくナパが1番でソノマが2番という印象。確かにあるかもしれません。これを拭うべく,宣伝用に税金を年間120万ドル投じようという動きが起こっています。
"Napa Valley annually devotes $4 million to wooing well-heeled wine drinkers. Washington and Oregon, among the newest of the New World wine regions, each spends more than $1 million a year."

Grape growers to vote on PR tax - $1.2 million a year would promote Sonoma County wine

投票は5月に手紙で行うようです。果たしてどうなることか。ナパに比べるとソノマは気候や地域性もバラエティに富んでおり,単純にマーケティングするのは難しそうな気がします。ワイナリの票も割れるのでは。